私と死神の室伏くん
もう死んじゃおうかな。
想像だけど、おそらく誰でも一度は思うであろう自殺願望。思うだけで実行しないのがほとんどだろうけど、私は本気で実行に移そうとどう見ても十三以上はある階段を上っている。夜中という時間帯だけあって周囲は薄暗く、「やったこれで全部終わる!」なんて楽観した考えを持ちつつ歩くのは到底無理だ。仮にも死のうとしてる人間がそんな明るい思考を持っているはずもないし。
現在私が置かれている状況から導き出される最も効率的な自殺方法は「飛び降り」しかなかった。部屋から出て階段を上り屋上へ出て柵を乗り越えジャンプ、文にしても一行かからない行動。あー命ってこんな行動で終わっちゃうんだなー、と心の中で棒読みしてみる。自然と自嘲的な笑みが浮かぶのかわかった。
階段を上りきって、いよいよ屋上の扉を開け放った。十月も中旬を迎えた風は、まるで無数の針のように突き刺さる痛みにも似た寒さだ。ただこの寒さとももうお別れなんだなと思うと少し哀愁が沸いた。
屋上いっぱいに広がる夜空は、澄み切った空気のせいでこれから死ぬ人間には似つかわしくない美しい星空を演出している。
最後の光景としては申し分ない、いやむしろ有り余る景色だった。
そよ風が吹いて、それを合図としたわけじゃないんだけど……そろそろ行こうと思った。柵に手をかけて、よじ登ろうと……した。
「……」
私しかいないはずの屋上に、何故か気配を感じた。
道中は誰にも会ってないし見つかってもいない。私がここにいる事は誰も知らないはず。じゃあこの気配は何だというのか。
ハッ、と気がついた時には、私はよじ登ろうとするその手を止めていた。
「……早く死ねよ」
ボソッと呟いたかのようなその声は、しかし静寂が満たすこの場では明瞭な音声となって私に届いていた。本人してみれば聞こえるように言ったのではないのだろうけど。
聞こえてしまったものは仕方ない。一度は死を決めた私に最早恐れるモノなどない!射殺すような視線を作り、声の方向へと目を移す。
「……え?」
そこには大きな鎌に黒いローブの淵から煙草を覗かせ、今にもその鎌で私を亡き者にせんと眼光を光らす男が立っていた。
(何……この人)
てっきり巡回中の警備員がいると思っていたのに、意表をつかれたとかそういう話じゃない。もう恐れるモノはないなんて言った矢先に恐れる者が出てきてしまっては前言撤回をせざるを得ない。なんとも情けない話だった。
男は何を言うでも、何をするでもなくただ私を睨みつけている。
「……ッ!」
その眼差しからは、迸るかのような殺意しか感じられなかった。一刻も早い死を望む眼、それが堪らなく怖くなって……途端に私は屋上から逃げ出した。
今までうんざりする程生きる事は望まれてきたけど、死を望まれた事なんてなかった。新しい事に出会えた感動なんて沸くはずもなく、ただ純粋に怖かった。
部屋、というか病室で目覚めた時には既に回診時間十五分前の九時四十五分だった。
あの後、すぐにベッドに潜りきっと夢なんだと言い聞かせながら寝たんだけど……。
「へっくしゅん!」
やはり薄着で外に出るもんじゃないな、と今更後悔していた。
逆にこの体調の悪化は昨日の出来事が幻想や夢想ではないという事を如実に物語っている。
(あれって、やっぱり……)
大鎌、黒のローブ……どこからどう見ても死神だよね。
死神って言えば人の魂を狩る悪魔、化け物。そんな事を鼻をすすりながら考えていた。身震いがするのは多分風邪のせいだと思いたい。
寝坊したせいで朝ご飯は食べ損ねるし最悪だ、お昼までは時間があるし何か買おうにもお金の持ち合わせは非常に悔やまれるが無い。
最も最悪なのは、昨日の出来事ではなく今の私のような状態を言うんだろうけど。
「……はーい」
ノックされたので、返事をする。
「萩原渚さ〜ん、回診の時間ですよー」
ニコニコと愛想のいい看護婦さんが、主治医の先生と一緒に入ってきた。言い忘れてたけどこの病室は個室で、私しかいない。
「何か変わった事はあるかな?」
先生がいつも通りの質問をするので、
「いいえ何も」
と、いつも通りの返答をする。
「……鼻水を垂らしてるのに何もないと?」
バレバレだった……。
「まさかとは思うけど、外に出たりとかしてないよね?」
先生の表情がにこやかなものから一変した。これはマズい。
「神に誓ってしてません」
わざとらしく右手を上げて宣誓してみた。死神らしきものを見た次の日に神がどうたらとか若干滑稽だと思ったけど。
「うーん……まあ今はそれで納得するけど、あまり酷いようならお薬出すね」
鼻水が出るくらいで大げさな……と言えないのが今の私である。そんな些細な事さえ異常事態と認識されてしまうのにも、もう慣れてしまった。
「じゃあお大事に」
先生と看護婦さんが出ていく。やっと一人になれた。
お咎めがなかったのは不幸中の幸いなのだろうか。そう思うと溜め息をせずにはいられない。でもこれで屋上へ行く事はおろか病室を抜け出す事すら難しくなってしまった。もうしばらくはこの病室からの景色にお世話になりそうだ。
でも、それに何か意味があるのだろうか。また溜め息をして、ふと部屋の隅に目をやった。
「……」
あまりにも衝撃的で驚愕すらできなかった。
昨夜の男がそこに立っていた。一体いつ?いやどうやってこの中に?先生達が出る時は誰も入ってこなかった。ましてやここは地上七階、窓から入るなんて論外だしそもそも窓は鍵がかかってて今は開いていない。
「……あ、あのぅ……」
震える手をなんとか押さえて、声を振り絞る。
「ど、どちら様……?」
「…………は?」
素っ頓狂な声が返ってきた。
ロープでよく見えなかったけど、顔をよく見ると男というよりは青年、人によっては少年と捉えられる人相だった。だから余計に咥えてる煙草に疎外感を覚える。
死神っぽい青年は、壁によりかかったまま目線は私に向けたまま言葉を続けた。
「お前、俺が視える……のか?」
やっぱり私には見えていないものだと思っていたらしい。だとすれば昨日のあの非道な言葉にも納得できる。
「視えちゃってる、ねぇ……」
「ああ、そう……」
なんだか物凄く興味ない感じを受ける。これで意外とビックリな事だと思うんだけど。
「稀に感知できる人間がいるって上司から聞いてたけど、本当なんだな」
上司って……凄く人間臭い事言うねこの人、いや、人かどうか知らないけど。
でも思っていたより悪者って感じはしない。話し相手くらいなら丁度いいかも。
「でさ〜、君ってその……死神?」
無駄に笑顔を作って聞いてみたけど、ぶっちゃけこれって結構やばい質問じゃない?
「そうだが」
軽い……身構えた私が馬鹿みたいじゃない。てかやっぱり死神なんだ……。
そうだとわかれば取っ付きやすい。つまり、
「じゃあ、私のお迎えってわけ?」
そういう事なのだろう。いよいよ私も最後というわけだ。
思い返せば、なんて事はない普通の人生だったなぁ。入退院を繰り返してるっていう一点を除けばの話だけど。
「何を思ってるか知らんが、俺はお前に何もしないぞ。生きてる間は」
「はい?」
こいつこそ何を言ってるんだろう。
「え〜と、死神だよね?」
「ああ」
「私の魂を狩りに来たんだよね?」
「少し違う」
返答は淡白だけど、ちゃんと答えてくれる。それがなんだか新鮮に思えた。
入院して退院してを繰り返してる私に友達なんているはずもなく、お見舞いに来てくれるのは家族だけ。その家族も両親だけだし、二人とも仕事してるから頻繁に来るわけでもない。
必然と、私が会話する機会は失われていた。
「少し……ってどういう事?」
だからこうやって質問できる事自体が新鮮で、嬉しかった。
「昨日お前は死ぬはずだった。俺は仕事でこっちに来ていて、死神の仕事は死体の精神と魂を斬り離す事」
……会話の内容はアレだけど。
「精神? 魂?」
「……人間は肉体と精神と魂から成っていて、精神はお前らの言うところの心。肉体が死ぬと精神、心も死ぬが魂はそのまま残る。放置してると魂が現世に留まったまま天界に逝けないから斬り離す必要がある。だから俺みたいな死神が現世に降りてくる」
面倒そうな顔をして、青年の死神は一通りの説明を終えた。ちゃんと説明すると長くなるんだろうなと思ったけど、そんな長々と単調な説明を聞ける程私は大人じゃない。このくらいが適度だった。
「じゃあそのまま残っちゃったのが幽霊って事?」
「まあそうだ」
その手のものならこんな場所だし、何度か視た事がある。長い間いるっていうのも影響してるんだろうけど、幽霊はともかく死神を視たのは勿論これが初めてだ。
「君が何なのかは大体わかったけど、私が昨日死ぬはずだったっていうのは?」
これを聞かずにはいられない。何しろ本当に死のうとしていたのだから。
「あぁ?お前昨日飛び降りて死のうとしてたろ。なんで死ななかったんだよめんどくせぇ」
流石死神、人の命をなんとも思ってない発言だね……。
「いや、君が視えてビックリして……それで……」
「……」
やっぱり気づいてなかったんだ、意外と鈍感なのかなこの死神。
まさか自分で自分の仕事が長引く事になるなんて想像もしなかったんだろうな。話からすると私が死なないと仕事が終わらないみたいだし。
「……お前、どっかで会ったか?」
真顔で何を言ってるんだろうこの死神。
「人以外の知り合いなんていないけど」
人間の知り合いが少ない私に、死神の知り合いなんているわけがない。ましてや初めて見るのに。
「あ、そういえば、君名前とかあるの?」
「六千六百二十四号」
依然と憮然な態度のまま死神は答える。いや番号なんだ名前……どうしよう。
「えー他になんかないの?」
「ない」
即答……まあないんじゃ仕方ないよね。流石に番号じゃ長いし呼びにくいから何か考えよう。
「っていうか私が死ぬまでついて回る気?」
「昨日上司に報告したらそうなった。早く俺を帰らせろ」
今更だけど本当に私に死んでほしいんだなこいつ。
だったら余計に番号で呼ぶのは面倒だし個人的に嫌だ。こいつの言ってる事が本当ならこいつが私の死因になる事はない。という事はこいつは割りといい奴なのかもしれない。
それにこうやって話し相手になってくれるなら、せめて名前で呼びたい。
うーん、六千六百二十四かぁ……ろ、ろ、に?むー……。
「……お! 室伏!!」
「はぁ?」
こいつ大丈夫かみたいな顔されてるけど我ながら名案だ!ていうかもうこれしか思い浮かばないから決定。
「番号で呼ぶとかだるいから今から君の事『室伏くん』って呼ぶねッ」
「……あぁ、ご自由に」
自分の名前が勝手に変更されたっていうのに反論もないのか室伏くん。本当に仕事人間、じゃなくて死神なんだなぁ。
仕事云々っていうか、単に人に関心がないだけなのかな。まあ、そうだよね……死神なんだし、ここにいるのも仕事なんだし。でも仕事っていうなら、可能な限り利用してもいいよね。だって向こうは仕事なんだから!
「へぇ、じゃあ死神も元々は人間なんだ」
お昼の時間が過ぎて、いつもとはちょっと違う食後。室伏くんは相変わらず淡白な返答しかくれないけど、今はそれで充分だった。
今話してた事を要約すると、人間には生れ落ちた瞬間から寿命が決まっていて、その寿命まで生きなかった人間には罰則みたいなのがあって天国では暮らせず死神になって働くようになるらしい。
「人間の時の事とか覚えてないの?」
「覚えてない」
せっかくなら生きてた頃の話でも聞かせてもらおうかと思ってたけど、それなら仕方ない。それにしても本当に淡白な奴だなぁ、会話を続けるのがしんどくなってきた。
それでも、誰かが隣にいてくれるっていうのはそれだけでありがたいものだなと今になって思う。
「……お前、何の病気なんだ?」
初めて室伏くんから質問された。これは嬉しい変化だ、この機会を逃してはならない。
「あーまあ病気、なんだけど……病名わかんないらしいんだよねー」
そう、私の病気は説明できる程単純なものではない。難しい病名で専門用語が目白押しとかそういうのではなく、本当に説明できないのだ。所謂「現代医学では解明できない未知の病気」である。決まって冬が近くなると体調を崩して、自宅療養してた時もあったけど一度それで死に掛けたからこうなるともう入院は決定事項だ。高校のクラスの皆も軽い病気じゃないって知ってるから気軽にお見舞いなんて来れない。でもそれで友達と認定するのは、私は嫌だ。だから友達なんていない。
「そうか」
「……やっぱり、早く死んでほしいって思ってる?」
何の躊躇いもなく、室伏くんはやはり淡白に答える。
「仕事だからな」
その言葉はまるで吐き出される紫煙のように、私の心の空気中にモワモワと漂い続けた。
そうだよね、好きでここにいて、私と話してるんじゃ……ないんだよね。
その夜、また私は屋上へと足を運んだ。勿論室伏くんもついてきている。
「また屋上か」
呆れを含んだ言い方だった。何故か、私はその口調に苛立ちを覚えていた。
「何?てっとり早く死ぬ手段がそれしかないんだから仕方ないじゃん」
何も返さず、しかし室伏くんはついてくる。
夜の屋上は昨日と同じく、冷たい風に塗れていた。空は雲一つなく、加えて満月だった。
(ホント、これから死ぬ人間には勿体無いよね)
空を見上げて、また自嘲気味に笑みが浮かぶ。
室伏くんをちょっといい奴かもなんて思った自分を嘲るように、ちょっと話し相手が見つかったからってもう少し頑張ろうかななんて思った自分を罵るように。
「ま、そういうわけで今から死ぬから。ちゃんと仕事しなよ」
どうせ冬を越せたって、また来年の冬には同じ運命が待っている。これが不治の病で、私はもう一生病院の世話になるしかなくて、友達なんてできなくて、それでもいつ死ぬかもわからない状態であの狭い部屋の中に居続けるなんて……もう嫌だ!!
柵を越えて、反対側へ降り立つ。スッキリと終われる一歩手前だというのに、私は涙を浮かべていた。悲しい? いや嬉し泣きだけど。割りとマジで。
「……そうやって命を投げ出すのか」
「……え?」
あれ?なんだろう、なんか聞き覚えのある台詞が。
なんだっけ。どこで聞いたんだっけ。
「この世に残される者を泣かして、お前は満足なのか」
……あぁ、そうだ。
「人間など明日事故で死ぬかもしれない不安定な生物だろ。だったらその瞬間が来るまで生きるのが道理じゃないのか」
言い回しは違うけど、あの時と被るんだ。
小学校の頃、これと似たような台詞で私を元気付けてくれた男の子がいた。
名前は確か……。
「白村……くん?」
はくむら、なんて珍しい苗字なのに……どうして忘れてたんだろう。私の後ろの席で、何かと元気付けたり話してくれてたのに。後にも先にも、お見舞いに来てくれた「友達」は……彼だけだったというのに!
「ねぇ、白村くん……なんでしょう?」
金網を、無意識に強く握っていた。同時に、あの時白村くんが言ってくれた言葉を必死に思い出していた。
『そうやって簡単に命を捨てちゃいけないんだよ?』
『ここに残っちゃったボクは、きっと泣いちゃうよ? 渚ちゃんはそれでいいの?』
『ボクだって一秒後に死んじゃうかもしれないじゃん!渚ちゃんと同じだよ!その時まで一緒に生きていこうよ!』
本当に大事な言葉なのに、どうして忘れていたんだろう。
確か白村くんは、中学に上がる前に転校して……それからは連絡がつかなくて……。
でも思い出せた、室伏くんのおかげで……でも、君はもしかして。
「……死神は例外なく、人間だった時の記憶がない。それは、人間だった時親しかった人間を担当する事になった時……同情を生まない為だ」
わかる、室伏くんが言っている事はわかる。
だけど理解したくない!それはつまり……覚えて……。
「だがあるいは、生前の俺は……お前と親しかったのかもしれん」
室伏くん……違う、白村くんが金網越しに手を添えてくれた。でもその手は触れる事なく、私の指をすり抜けていくだけ。
声は聞こえても、姿は視えても、私は白村くんに触れる事ができない。
「あんな、酷い事言っといて……今更それは、ないよぉ……」
我慢など当に限界を超えて、私はしゃくり上げながら泣いていた。あれだけ冷たい態度を取っておいて、人が覚悟を決めた瞬間に優しくするとか……意味わかんない。
「人間と話すなんて初めてだったから、どうすればいいのか……わからなかった」
白村くんの表情は、満月のおかげでよく見てとれた。本当に申し訳なさそうな、人間らしい表情だった。
気が付けば、私は白村くんの事しか考えていなかった。昨日出会ったばかりだというのに、こうも気を許せてしまうものなのだろうか。
ただ一つ確かなのは、目の前にいる死神は私の周りのどの人間よりも、私と対等に接してくれていたという事。
同情も愛想もない、そのままの自分で私に接してくれた。安易に「死ね」とか言われてもあまり怒りが沸かなかったのは、きっとそのせい。
「昼間に言ったじゃん、『会ったことないか』って……。本当に何も思い出せない?」
私の言葉は最早懇願だった。ここで白村くんが人間だった時の事を思い出してくれて、私との繋がりに確証を持てたなら。
この場で私は変われると思った。先の人生を悲観せず、その日一日を大切に生きていけると思えた。
「……なんとなくそう思っただけだ。俺は、何も覚えてないし思い出す事もない」
明白な拒否。それが私をどれだけ傷つけるか理解しているのかいないのか、死神の青年は言葉を続ける。
「それが当然なんだよ」
でも、もしその当然をぶち壊す事ができたなら。
私と会話していく中で、何かきっかけのようなものがもし起こったなら。
それは治らないと思われた病が完治するかのような奇跡。これまで願った事もないような偶然を、私は心底願っていた。
きっとその偶然とか奇跡は、自ら死ぬ事で起こるような事じゃない。自殺して死神になった私は、白村くんの事を覚えていないだろうし。
だから……。
「生きてやる……」
「あぁ?」
いつか彼が生前の記憶を取り戻すその時まで。
「君が私の事思い出すまで……いつまでも生き延びてやるからね!!」
私が生きている限り、彼はここに居続けるのだから。
「……好きにしろよ」
君の仕事が長引くのは少しいたたまれないけど、仕方ないよね。
だって生きていたいもん、やっとそう思えるようになったんだもん。
さて、これから君の事なんて呼ぼうかな。室伏くんも結構気に入ってるんだけど。
でもやっぱり、こっちで呼んだ方がいいかな。
私の、初恋の人の名前……ね、白村くん。
- End -
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